ブスに花束を。

ブスに花束を。43話「駄目な奴だって気づかないでくれ」ネタバレ感想

ヤングエース2020年1月 ブスに花束を。43話「駄目な奴だって気づかないでくれ」のネタバレあり感想です。

あらすじ

前回42話「新日常」では、バイト帰りの上野くんに、赤羽くんは「田端に伝言を頼みたい」と伝えたところで終わりました。

今回の43話「駄目な奴だって気づかないでくれ」では、上野くんは冒頭で、赤羽くんの依頼を詳細も聞かずに断ります。

実は赤羽くんは、小学生の頃から、人の顔色を窺って空気を読んで生きるように努めて生きてきました。そうすれば80点の評価が得られる人生が送れるから調度良い、と。

そんな赤羽くんが、空気を読んで対応することを間違い続けた相手、それが田端さんで…

細かい見どころ:不器用高校生男児

赤羽くんと田端さんの過去

時は、赤羽くんの小学生時代までさかのぼります。

おもちゃ屋さんらしきお店の中で(トレーディングカードがたくさん並んでいるようなお店)友達から、盗む間に見張りをしているように言われる小学生の赤羽くん。
赤羽くんは「止めといた方がよくない?」と止めようとしますが、友達からいいこちゃんぶってんな、と言われ結局見張り役を引き受けてしまいます。
その頃から、周囲との関係は、空気を読んで80点が取れるくらいを目指すようになった赤羽くん。

そんな俺が間違い続けたのが田端だったと思う

と舞台は中学時代へ。
クラスで美化委員を誰にするか決めているシーン、じっと赤羽くんを見ている田端さんに「もしかして代わってくれるの?」と声をかけると、田端さんは嫌な顔ひとつせずに「別に構わないですが…」と引き受けます。

のちのち、実は田端さんは内心嫌がっていてキレているのでは?「恨み買ってたらやだな~」と押し付けてしまったことを後悔し、美化委員の活動を一人でする田端さんの様子を見に行きます。

そこで赤羽くんは、楽しそうに花の苗を植えている田端さんを見て「怒ってないならいいか」と特に声をかけることなく立ち去ります。

月日は流れて教室でトランプゲームで負けた赤羽くんは、偽告白の罰ゲームの相手が田端さんと言われたのに対して、委員会決めの時だって冗談を冗談にできなかったやつだぞ、と思い「田端はブスだからやめてよ」と笑いながら友達に伝えます。
内心では、こんな遊びに巻き込んだら可哀そうだと思ってのことでした。
それもそうか、と田端さんへ告白する案が流れたところで、今までの流れを廊下で田端さんが聞いていたことを知る赤羽くんと友達。
赤羽くんは「明日謝っておく」とその場をやり過ごします。
(いや、何に対して謝るの?ブスだって言ったこと?)

しかし、明日、また明日、と先延ばしにする赤羽くん。
ラストチャンスであった卒業式の日も、友達から打ち上げに行こう、と誘われたのを優先して結局謝ることはありませんでした。

時は流れて先日の映画館前でのこと。
上野くんと田端さんが一緒にいる姿を見て、「酷いことを言って悪かったと思ってる」と上野くんから伝えてくれれば、自分が(ここ重要)罪悪感から解放されて楽になれるのではないかと思い、上野くんに頼むことにした、というのです。

(いや、正直なところ、自分の罪悪感のために過去をほじくり返すとか、身勝手極まりないな、と思うのだけれども、漫画だから実際に謝ったらきっと田端さんは、謝ってもらえて嬉しい、という展開になるんだろうね…個人的にはここスッキリしない流れでしたが)

恋愛初心者の上野くんの行動

場面が現在に戻り、赤羽くんから「田端に伝言頼めない?」と聞かれた上野くんは

「…やだ」

と返します。(ここ笑えた)
赤羽くんは、バイト中に嫌な客の対応ですら代わってくれる上野くんが、断った?と驚き「大事な話は自分で直接言えってこと?」と確認します。

ヤングエース2020年1月号 『ブスに花束を。』43話より

(↑このシーンは声出して笑いました)

赤羽くんは上野くんのらしくない反応に戸惑い、既に田端さんから過去のエピソードが上野くんに伝わっているのでは?と判断します。そこで「もう田端から聞いてるんだ?」と尋ねると

ヤングエース2020年1月号 『ブスに花束を。』43話より

(↑ここも盛大に声出して笑いました。今回の一番の見どころだと思う)

恋愛超絶初心者の上野くん。処理しきれない事態に「田端への伝言は無理だから!」と逃げるようにその場を立ち去ります。(ここまでの一連の流れ!な、が、れ!)

帰宅した上野くんは、お風呂で湯舟につかりながら、なぜあんなことをしたのか、と反省するのですが、赤羽くんの言う「大事な話」の内容が気になってどんよりしてしまいます。(聞けばよかったのにね、本能的に聞けなかったのかしらね。告白だと思ったから聞けなかった、という感じではないところが、さすが天然上野くん。本能的な判断ですね)

すれ違う、上野くんと赤羽くん

そして上野くんと赤羽くん2人ともがバイトの日。
2人とも気まずそうに挨拶します。上野くんは仕事に集中しなくては、と気を引き締めたタイミングで、なんと田端一家がバイト先へやってきます。

上野くんは、大事な話があると言っていた赤羽くんが、田端さん一家のテーブルへ行きたがらないことを疑問に思います。(ってことは、大事な話=告白、とは思っていないですよね、家族の前で告白するはずもないし)
赤羽くんは赤羽くんで、田端の家族から認知(田端さんをブス呼ばわりしたこと)されていたら気まずい、と避けたのでした。(分かるけども、ちょっと男らしくないというか、ヘタレだなぁと思っちゃった)

バイト先に現れた彼女の両親

田端一家のテーブルに注文を取りに行く上野くん。
田端さんの様子から、無理矢理連れてこられたんだな、と気付き、更に「彼女の両親」との対面であることにも気が付きます。

田端母から「花を映画に連れて行ってくれたんですって?」と言われ、「はい」と返しつつ、内心、その日から内緒で付き合ってますとは言えない、と顔を赤らめて緊張します。(田端さん!上野くんが誘ってくれたって親に言ったのね!そこびっくり)

ヤングエース2020年1月号 『ブスに花束を。』43話より

田端父からは、上記のような圧力をかけられさらに緊張しますが、田端さんから上野くんの仕事の邪魔しないで、と注意を受けて慌てる田端父。

食後の会計時に、再び対面する上野くんと田端父。
田端父は、「うちの花は高校生活が随分と楽しそうだ」「君と遊び始めてからだ」と上野くんに伝えて去っていきます。(ここ、ちょっときゅんとしました。田端父、このことを伝えたかったのか…親心にきゅん)

駄目な彼氏、すてきな彼氏

しかし上野くんは、そんなにいい評価をしてもらえるような奴じゃないんだ、とかえって落ち込みながら帰り道歩きます。泣かせたこともある、体育で転んだ時にもすぐに駆け寄れず、赤羽くんの伝言を伝えることもできない。

公園の前を通りかかった時、思わず「駄目な彼氏だ」と口からこぼれた上野くん。

そこへ、公園で上野くんを待ち伏せしていた田端さんが「え、そんなことは」と登場します。田端さんはバイト先に家族で行ってしまい、また田端父が余計なことを言ったことを謝るために待っていたそうです。(直接すぐに謝ることが出来る田端さん、赤羽くんとの対比かな、違うか)

謝る田端さんに、上野くんは、自分のほうこそ、彼氏らしいことができていなくてごめん、と謝ります。

田端さんはそんなことはない今のままで良い、と否定しますが、上野くんは「俺も田端みたいに修行したいんだ」と、もらってしまった、いい評価に見合う自分になる決意をします。

まとめ

うー!今回は上野くんにツッコミどころがあり過ぎて、何度も声を出して笑っちゃいました。

赤羽くんは、田端さんに対して罪悪感を抱き続けていた、というだけで、それ以上の感情はないんですね。まぁそうよね、前回も思ったけど、大した絡みが無かった2人ですからね。

ところで素朴な疑問ですが、赤羽くんは中学時代に田端さんのことをブス呼ばわりしてしまったことを謝りたいわけですが、それは田端さんのことをブスだと思っていたことは認めるのでしょうか?

いやだって、「心にもないことを言ったんだ、ごめん」とはならないよね…心の底では思ってたけど、口に出して言うべきじゃなかったよね、ごめんって謝ったら逆に笑うんですが。

もしもブスだと思っていなかったら、友達に打診された時に「だって田端は、冗談通じないじゃん」とかなんとか言ったような…うーん…?

今後は赤羽くんが直接伝える件とか、それによって周りにあわせて空気を読んできた自分を省みる展開になるのかしら。

本来のトキメキシーンは「駄目な彼氏、すてきな、彼氏」に綴った部分だとは思うんですが、最近お互いを思い合って照れ照れするシーンは多かったから、個人的にはそこまでときめかず…

むしろ、赤羽くん相手にあたふたするシーンに笑いまくってキュンキュンしました。美少年は崩さないままの顔芸リアクションが面白かった。

赤羽くんとの絡みのターンは今回でひとまず終わりなのかな?次回も期待しつつまったり、待ちます〜。